この文章は、AnGe4jという拙作フリーウェアの一部です。
本体へのアクセスはこちらからどうぞ。
■■■ 多すぎたオプション群 ■■■
あんまり使う気がしないオプションを紹介します。
でも、たまに便利かもしれないものどもです。
ゴミ仕様? いいえ、ケフィアです。
◆◆◆AnGej.iniの裏設定◆◆◆
AnGe4j では、指定できるオプションが多くなりすぎました。
私でなくても、これを見たらやる気が失せます。
そこで使われていないオプションを裏設定にしました。
説明は短い方がとっつきやすいからです。
ここで紹介する機能は上級者向けになります。
裏設定は本来の設定ファイル AnGe4j.ini の[Config]セクションに書き加えれば、機能します。
これ以前もこれ以後もいっしょです。
これまで公開しなかったオプションもあります
意外にも使える機能があるかもしれません。
(この辺の仕様でおかしいところがあれば、ぜひお知らせください)
[Config]セクションの設定
■RecMode = Both
番組の録画設定です。
Both :すべて保存
1st :初回放送のみ保存
Repeat :リピート放送のみ保存
超!A&G+に関するオプションです。
指定した番組のうち、初回放送だけ保存する場合は1st
指定した番組のうち、リピート放送だけ保存する場合はRepeat
指定した番組の初回、リピート、両方保存する場合はBoth
デフォルトはBoth
ところで……
保存を決めるファクターは全部で3種類あります。
1:個別の予約(AnGe4j.iniの[Program]セクション)
2:Goオプション(AnGe4j.iniの[config]セクション)
3:RecModeオプション(AnGe4j.iniの[config]セクション)
それぞれのオプションのもつ優先度は、以下の順です。
RecModeオプション> Goオプション ≧ 個別の予約
3種類のオプションは、意味あいが違っています。
Goオプションの指定は、すべての番組を個別に指定したのと同じ結果。
RecModeは、そこから引き算として働きます。
■Movie = Auto
録画・録音切り替え設定
AllOn :全番組を強制的に"録画"
AllOff :全番組を強制的に"録音"
Auto :オート
超!A&G+に関するオプションです。
保存する番組を全て録画.mp4にする場合はAllOn
保存する番組を全て録音.m4aにする場合はAllOff
番組表にしたがって保存する場合はAuto
デフォルトはAutoです。
録画か録音かを決めるファクターは3種類あります。
1:保存番組リストの ;VOn ;VOff(AnGe4j.iniの[Program]セクション)
2:このオプションの AllOn AllOff(AnGe4j.iniの[Config]セクション)
3:超!A&G+の番組表にある動画指定
強さは以下の通り
保存番組リストの ;VOn ;VOff > このオプションの AllOn AllOff > 超!A&G+の番組表にある動画指定
■ThrN = 3
起動するスレッド数です。デフォルトは3
「現在○○中」みたいなののスロット数を増やせます。
というか、3のままでは使いにくいです。
5くらいあると、余裕があっていいのではないでしょうか。
増やしすぎは、ダメですよ。
■DumpN = 1
録画・録音の接続数です。
2にすると、2本接続して保存します。
2にした場合、録画2本と待機中2本で計4本のスレッドが必要になります。
(※:DumpN = 3 以上の設定には絶対にしないでください)
■SetUpTime = 3
予約確認時間
予約確認は、録画録音開始時刻から何分前か。
変更する理由が無いと思いますが、どうでしょう。
デフォルトは3分
■NTPS = (サーバリスト)
■NTPS='ntp.nict.jp,ntp.jst.mfeed.ad.jp,s2csntp.miz.nao.ac.jp,ntp.ring.gr.jp,jp.pool.ntp.org,ats1.e-timing.ne.jp,ntp.shoshin.co.jp';
時計サーバ表です。
URIをカンマで区切って、いくらでも指定できます。
でも、一か所で十分だと思いますよ。
■FTime (デフォルト undef)
Ange4jの起動時間をエミュレートします。
設定は、年月日時分秒をカンマで区切って設定します。
たとえば、FTime = 2015,11,01,00,00,00 という感じで。
主に録画予約の確認に使います。
■Fhibiki ■Fonsen
音泉、響に関する機能です。
本体起動時に自動的にダウンロードを開始させます。
AnGe4j.ini への設定は、
・Fhibiki = On
・Fonsen = On
となります。
この設定を使わない場合は、コメントアウトしてください。
コマンドラインから使う場合は、
>ange4j.exe -Fonsen -Fhibiki
となります。
この機能は、すべての番組をダウンロードします。
しかし、存在するファイルは、スキップします。
ダウンロードしたファイルを移動しなければ、複数回ダウンロードの問題は防げます。
という仕様ではどうでしょう。
■CMCut
超!A&G+のCMを切り捨てる機能です。
AnGe4j.ini への設定は、
CMCut = On
となります。
・切る前のファイルは削除されません
・切った後のファイルは新しく生成されます
・切った後のファイルは、ファイル名に(N)がつきます
・うまく働かない場合、premargin = -15で試してください
●ジョーク機能なので、あまり期待しないでください。
■SkipRadiko
radiko関連の機能を停止させます。
超!A&G+の機能を使いたいのに、radikoが邪魔。
そんなときに使います。
SkipRadiko = On
で、radikoを飛ばします。
時刻を直接指定して録音・録画する方法(蛇足)
あまりお勧めしない制御方法です。
理由は、設定するときに間違えやすいからです。
radikoとagqrで使えます。
録音録画の時間を自由に設定できます。
指定をするには、[Program]セクションに設定を追加します。
◯こんな感じに書くと、時間を直接指定して録画できます。
agqr,"保存ファイル名",2016,03,19,00,05,0,240,動
↑[放送局ID] [保存ファイル名][年][月][日][時間][分][秒][録画時間(秒)][動画]
◯毎週指定はこんな感じ(例は動画なし)
agqr,"保存ファイル名", 土, 00, 00, 00, 1800
↑[放送局ID] [保存ファイル名][曜日][時間][分][秒][録画時間(秒)][動画]
ここ、ちょっとバグってます。困っている方はお知らせください。大工事なので、あんまり使われなければ、このままにしておきたいのです。本音
デリミタはだいたい何でも大丈夫です。例えばスペースを挿入してもOK。
スペースだけでも、いくつ入れてもOK。
オプションのPremargin, Postmarginは適用されません。
マージンを計算に入れて設定してください。
項目数や値を間違うと軽々しくスルーします。
設定が正しいかテストしてから使ってください。
コンソールから入力できるコマンド
C [Enter] (画面クリア)
A [Enter] (いますぐ超!A&G+の録画を開始)
QUIT [Enter] (AnGe4jを終了する)
QWERTP の一文字のキーと [Enter] (音泉からダウンロード、詳細は添付文書にて)
1234560 の一文字のキーと [Enter] (響からダウンロード、詳細は添付文書にて)
L [Enter] (ログを出力。デバッグ用)
〇AnGe4j.iniの [Config] セクションの値を書きかえる
たとえば
AAA␣BBB [Enter] で、
[Config]
AAA = BBB
と同じになります。
ところが、全然便利になりません。
scfree␣On [Enter] (緑画面がだらだらスクロールします)
conoff␣On [Enter] (緑画面がぴたりと止まります)
主に私が便利になります。
◆◆◆ 小技集 ◆◆◆
●AnGe4j.iniの読み出し方について
予約[Program]セクションは、録画・録音設定を確認する都度読み込まれます。
極端な話、予約はAnGe4jが確認する寸前まで変更OK。
一方、設定[Config]セクションでは、データの読出しは起動時だけです。
●正規表現
すみません。使いたくて使える人だけ使ってください。
意外と面倒くさいものです。
たとえば「.」と一文字書いた行を作ったとします。
すると、全ての局のすべての番組を保存しようとするでしょう。
もうすこし平和な感じで使ってください
●コマンドラインオプションについて
[config]セクションの設定項目は、コマンドラインでも指定できます。
たとえば
>Ange4j.exe -Go On -PreMargin 0 -PostMargin 0
と入力すれば、すべての番組を保存し、保存範囲は番組表ピッタリになります。
コマンドラインオプションは、iniファイルの設定より優先されます。
使うことはないと思いますが、ご参考まで。